チヨダレールセンター オンラインショップ

・平成4(1992)年に登場したJR東日本のオール2階建近郊電車。外観は大柄な唯一無二の形態ですが、走り装置は211系とほぼ同様の堅実な設計で、東海道線を中心に使用されました。着席通勤の実現を目標に、平日朝晩は着席定員制のライナー列車、データイムや休日は通常の快速電車・普通電車として運用されましたが、通常の列車では多くの旅客の乗降に困難をきたした為、晩年はライナー運用と休日の「ホリデー快速ビューやまなし」に使用されるのみと、地味な活躍が続きました。令和3(2021)年3月改正において、ライナー列車の特急化が行われるとともに引退しました。
・動力車は先頭車クモハ215に組み込まれ、階下部のデティールにも影響しない製品仕様になっています。写真は朝のライナーの返却回送で、本来は貨物線経由のところ、工事に伴い旅客線を迂回し新子安を通過する姿。往年のアクティを彷彿とさせます。